外は真っ黒、中を割っても真っ黒、その見た目はまさに炭。この見た目のインパクト抜群なお菓子「こまがたけ 炭の森」は、和菓子職人の木下さんの手によって生み出されました。
「森町をアピールするお菓子を作りたいと思っていたところに、森町の物産センターから限定のお菓子を作ってもらえないかって話があって。」
そこから木下さんの新たなお菓子作りがスタートしました。その当時、森町の特産品である”かぼちゃ”や”ブルーベリー”を使ったお菓子は既にあったため、何が良いだろうかと考えて思いついたのが炭だったのです。
「森町は地熱と木炭が有名だから、木炭をアピールするのに炭のお菓子を作ってみようと思いました。」
「こまがたけ 炭の森」は、見た目が炭のように黒いだけでなく、皮には京都から仕入れている食用の竹炭が使用されています。森町に対する想いが強い木下さん、本当は森町の炭を使いたかったとのこと。
「実は炭のお菓子作りを始めようとしていた頃に、函館の飲み屋に行ったら、たまたま隣の席にいたのが炭屋さんだったんです。しかも森町の。だからその場で話もトントン拍子に進んでいって、その後もすごい協力してもらったんだけど、森町の炭小屋では食用の炭が作れなかったんです。」
こうした困難を乗り越えながら出来上がった「こまがたけ 炭の森」には、見た目だけでなく味や食感にも木下さんのこだわりが詰まっています。
「炭をイメージしたかったから中の餡は黒くして、食べやすいようにクルミ入りのごま餡にしたんです。皮も普通の饅頭の皮と違います。蒸した後もしっとり感が続くように、水分を多く含ませた皮にしているので、餡を包むのがすごく難しいです。これは多分機械では作れないと思います。」
木下さんのおすすめの食べ方は、紅茶と一緒に食べること。森町への想いが詰まった「こまがたけ 炭の森」是非一度ご賞味ください。 インタビューのご協力ありがとうございました。
「こまがたけ 炭の森」が購入できるところ
今回ご紹介した「こまがたけ 炭の森」は森町の道の駅「YOU・遊・もり」にて限定販売しておりますので、是非お立ち寄りください。
■道の駅「YOU・遊・もり」
●営業時間
9:00~18:00(3月~10月)
9:00~17:30(11月~2月)
8:30 ~12:00(12月30日のみ)
●休日
年末年始(12月30日午後~1月3日)
●住所
北海道茅部郡森町字清澄町24-5
●電話番号
01374-2-2336
●URL
森町観光協会HP(外部サイト)
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